移住体験①

新型コロナを契機にテレワークが普及してきつつあります。会社の近くに住む必要性が薄れてきたので、これを機に今まで温めていた移住計画を本格的に練っていこうと考えています。

移住候補先は北海道の十勝地方です。初めて訪れた時の景色と食材の美味しさが忘れられません。それ以来、移住するなら十勝地方と決めていました。ただ、仕事の面でクリアできていませんでしたが、テレワークの普及で可能性が出てきました。

既に妻は完全テレワークで会社に行く必要がありません。くろいぬもなんとかテレワークできる仕事にチェンジしていき、念願の十勝移住を実現させていこうと思います。

 

まず、移住候補先の選定をしていきます。十勝地方といっても広大で岐阜県と同程度の面積に1市16町2村があります。

これらの市町村の中で地方自治体が実施している「ちょっと暮らし体験」を体験してみました。テレワーク化を機に地方移住を検討されている方の参考になればと思います。

「ちょっと暮らし体験」1回目は本別町でのレポートです。

体験1回目 北海道中川郡本別町

本別町の紹介

本別町は十勝地方の北東部に位置する人口7,000人弱の小さな町です。高速道路も通っており帯広市中心部から車で1時間、帯広空港からも1.5~2時間の距離になります。
日本一の豆の町と言われており、良質な豆産地になります。特産品として中生光黒大豆を使った「キレイマメ」商品の評価が高く、くり豆を使用した「元気君最中」が絶品でした(右下写真です)。

 

ちょっと暮らし体験の家

今回の「ちょっと暮らし体験」で利用した家です。綺麗な3LDKで家電も揃っていました。ゴミ出しや地域のお祭り参加など普通の暮らしを体験できます。寝具は町内の貸布団屋から借りれますので安心です。
通信環境もWiFiをレンタルしたので快適でした。

本別町での食事

食事は地元の食材で自炊を楽しみました。食材の調達先は「道の駅」か個人商店です。道の駅は廃線となった旧本別駅と併設されており、昼間は駅舎に入ることができます。道の駅ではパンや野菜、お肉など小さなスーパーのように買い物が出来て非常に便利です。

十勝のお肉や野菜で作った料理は腕に自信がなくても美味しく出来上がります。それだけ素材の力が素晴らしいのだと思います。特に養豚農家が経営する「肉のマルホン」がお気に入りでした。また、道の駅で販売していた「黒豆パン」がとても美味しかったと記憶しています。

道の駅ほんべつの入り口        旧本別駅の駅舎

食事は自炊だけでなく外食も楽しみました。食べログでは低い点数だけど美味しい店が多かった気がします。

特にお気に入りだったのは定食屋「いちい」の生姜焼きと鉄板焼きレストラン「tobachi」のハンバーグです。どちらも本別町の隣町の店ですが、時間を掛けてでも行く価値はある店でした。

 

tobachi(廃校を再利用した店です)         人気の鉄板焼きハンバーグ

周辺の温泉

十勝地方は温泉も数多くあります。有名なのは十勝川温泉ですが、本別町周辺では本別温泉(本別温泉グランドホテル内)、しほろ温泉(道の駅しほろ内)、浦幌留真温泉(浦幌町)になります。

この中でくろいぬのお気に入りは浦幌留真温泉です。もともと炭鉱の人が利用する施設だったため、かなり山の奥にあります。しかし、泉質や露天風呂が素晴らしく何度でも行きたくなる温泉です。周辺は散策も可能ですが、ヒグマが出没するとのことで行ったことはありません。

その他生活に必要な施設

☆和商市場(釧路市)

魚介類を食べたくなったので釧路まで足を伸ばしました。観光客に人気のある和商市場まで高速道路で約2時間の距離です(試験期間中なので無料でした)。

夏場だったので花咲ガニ、シマエビ、ホタテなどを食べましたが、どれも美味しかったです。その中で特に印象に残ったのは厚岸の生牡蠣です。言葉では言い表せないほど感動したので機会があれば是非食べることをオススメします。北海道の食材は「ふるさと納税」の返礼品でお得に手に入れることができます。

☆運動施設

くろいぬの趣味は水泳です。ランニングは苦手なので移住先の条件は近くにプールがあることになります。帯広市内では幾つかプールがあることを確認しました。十勝地方全域だと音更町、足寄町、浦幌町に町民プールがあり、料金も格安で水泳を継続していくには問題ないことが分かりました。
実際、音更町と足寄町、浦幌町のプール全てを利用しましたが、どこも500円で利用でき、しかも空いているのが魅力的でした。

気になる点

今回の「ちょっと暮らし体験」はお盆時期だったので快適な季節での経験でした。移住するなら厳しい冬を経験しないことには判断できません。十勝地方は北海道の中でも雪が少なく、毎日の雪掻きは必要ないようです。しかし、雪が少ない代わり、気温は低く零下20度を下回ることは珍しくないとのことです。雪道の運転も不安ですので近いうちに冬の十勝地方を体験してみようと考えています。

 

今回は念願の移住に向けて「ちょっと暮らし体験」のレポートを書いてきました。体験した本別町はコンパクトに必要な施設が揃っており、生活していくのに全く不便は感じませんでした。冬場の生活が未体験なので良い印象しかありませんが、近いうちに厳しい冬も経験して候補地を絞り込んでいこうと思います。

 

移住生活を支えるものとして副収入はある程度確保していった方が安心できます。今後も配当金ライフを強固に構築していき、新型コロナなど不測の事態でも副収入を一定額確保できるようにしていきたいと思いました。

 

私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して移住生活の助けとなればと思い継続していきます。