移住の前段階として「ちょっと暮らし体験」でお試しすることができます。今回はこの「ちょっと暮らし体験」の利用方法について説明していきます。
1. 「ちょっと暮らし体験」制度
気になる地域にまずは体験滞在し、地域の自然や生活環境、受け入れ体制などを確かめながら生活体験できる制度です。
市町村が用意する家具・家電付きの住宅や長期滞在用施設を利用できます。体験メニューや移住者交流会などに参加でき、事前に貴重な移住情報を手に入れることができます。
2. 利用方法
まずは気になる市町村のホームページで利用条件を確認します。自治体によって更新時期が異なるため、最新の条件を問い合わせた方が良いです。下表に十勝地方の市町村の「ちょっと暮らし体験」制度を整理しました。
「ちょっと暮らし体験」制度は年度単位(例:20年4月~21年3月)で利用者が募集されます。
利用期間は各自治体でバラバラですが、概ね1週間以上の滞在が条件となっています。利用料金は月単位で記載していますが、1ヵ月未満の場合は日割り計算となります。
受付日は概ね新年度前の2月~3月が多いです。夏季は利用者が多く抽選になりますが、それ以外の季節は予約が取りやすいと思います。抽選結果は3月末までに判明するので交通機関の予約も早めにできるのが嬉しいです。
各自治体の利用制度内容の一覧
市町村 | 利用期間 | 利用料金 | 受付日 |
豊頃町 | 1ヵ月~6ヵ月 | 48,000円/月 | 前年の12月末 |
陸別町 | 6日~30日 | 2,500円/日 | 3月上旬 |
本別町 | 1週間以上 | 2,000円/日 | 1月中旬 |
池田町 | 4日~31日 | 48,900円/月 | 90日前より |
幕別町 | 2週間以上 | 2,450円/日 | 随時 |
広尾町 | 1週間以上 | 51,300円/月 | 2月中旬 |
大樹町 | 1週間以上 | 35,000円/月 | 随時 |
更別村 | 1ヵ月以上 | 40,000円/月 | 2月上旬 |
清水町 | 1週間以上 | 16,000円/月 | 90日前より |
上士幌町 | 1週間以上 | 120,000円/月 | 2月上旬 |
士幌町 | 11日以上 | 2,500円/日 | 1月下旬 |
新得町 | 2週間以上 | 45,000円/月 | 2月中旬 |
鹿追町 | 2週間以上 | 36,000円/月 | 1月中旬 |
申し込み方法
「ちょっと暮らし体験」を希望する自治体が決まったら必要書類をメール、FAX、郵送のいずれかで送ります。送付に必要な書類は概ね以下になります。
・利用申請書
利用期間、利用者、体験目的、その他アンケートを記載
・利用者全員の住民票
住民票は申し込み時点で必要ない自治体もありますが、利用する際に必要なので準備しておいた方がよいです。
利用期間が決定したら
「ちょっと暮らし体験」の利用可否結果はメールもしくは書類で届きます。その後、利用契約を自治体と結ぶため自治体から送られてきた契約書にサインし、送り返します。これ以外は特にやることはありません。
事前に準備すること
家具・家電付きの住宅や長期滞在用施設を利用するため、準備していくものは少ないです。現地調達は意外に時間が掛かるため、必要なものは予め宅急便で送ることをおススメします。送り先を体験住宅の住所にすれば滞在先で受け取るだけなのでラクチンですよ。
くろいぬが準備したものと使ったサービスを列挙していきます。
現地までの交通手段の確保
飛行機やフェリーのチケットは早めの確保をおススメします
台所関係
調味料、お米、布巾、台所用洗剤、サランラップ、スポンジ、ごみ袋
風呂・洗濯関係
洗濯洗剤、せっけん、シャンプー(リンス)、タオル類
寝具
自治体にお願いすれば貸布団を手配してくれます
現地での移動手段の確保
レンタカーの予約はお早めに
※自家用車を持っていかれる方はフェリー代を一部肩代わりしてくれる自治体もあるので問い合わせすることをお勧めします
利用期間初日
各自治体の役所に行き、利用料金の支払いと「ちょっと暮らし体験」の説明を受けます(退去日時の詳細もこのとき決めます)。その後、スーパーや病院、地元民おススメの店などを教えてもらいながら体験住宅に行きます。体験住宅でゴミ捨てのルールなどの説明と鍵を受け取り開始となります。
利用期間最終日
退去時間前までに部屋の掃除、ゴミ捨てを終わらせておきます。時間になったら担当者が体験住宅まで来られるので鍵を返却して終了となります。
以上、「ちょっと暮らし体験」制度の内容と利用方法について説明してきました。移住生活を事前に体験できる貴重な場でくろいぬも解決していく事項が明確になりました。移住を本格的に考えておられる方は是非利用することをおススメします。
3. さいごに
新型コロナを契機にテレワークが普及してきつつあります。会社の近くに住む必要性が薄れてきたので、これを機に今まで温めていた移住計画を本格的に練っていこうと考えています。
移住生活を支えるものとして副収入はある程度確保していった方が安心できます。今後も配当金ライフを強固に構築していき、新型コロナなど不測の事態でも副収入を一定額確保できるようにしていきたいと思いました。
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私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して移住生活の助けとなればと思い継続していきます。