【21年2月_東南アジアのエネルギー株】ー数年保有では魅力的な銘柄も!

コロナワクチンの接種が各国で始まり、欧米では新規感染者数が大幅に減ってきました。まだまだ油断はできませんが、やっと終息の兆しが見えてきましたね。

株式市場は早くもコロナ終息を見込んで活況になっています。少しバブルの様相を帯びてきたため銘柄選びは慎重に行おうと思います。

そんな現在の状況で私が注目するのはエネルギー株です。コロナショックで世界的に需要が蒸発し、減配を強いられた銘柄が多く、株価も大きく下がっているからです。このような状況下での投資は勇気がいりますが、長期保有をベースに考える私はチャンスにしか映りません。

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今回は東南アジアのエネルギー株の高配当銘柄を調べてみました。まだまだ、銘柄によっては配当利回りが低いのも多いですが、その中でも高配当に復帰している銘柄もいくつかあります。それらを紹介したいと思います。



 

☆インドネシアのエネルギー株

銘柄 配当利回り 株価
アダロ・エナジー(ADRO) 9.48% 1,205IDR
INDIKA ENERGY(INDY) 12.88% 1,505 IDR
インド・タムバンガラヤ・メガウ(ITMG) 6.86% 12,275 IDR
ブキット・アサム・TBK(PTBA) 11.91% 2,720 IDR

高配当銘柄は4銘柄すべて石炭採掘銘柄です。需要が回復しつつあることと、中国向けの供給増(豪州の代替)で配当利回りが高水準になっています。長期保有を前提とすると石炭銘柄は対象外となりますが、数年レベルでは十分投資する価値があると思います。

☆マレーシアのエネルギー株

銘柄 配当利回り 株価
ペトロナス・ガス (PTG) 4.43% 16.24 MYR

マレーシアの石油・ガス銘柄で高配当銘柄の常連です。コロナ禍で配当利回りは低くなっていますが、仕込むには良いタイムングだと考えています。私の保有銘柄ですが、買い増しのチャンスと捉えています。外国税もゼロのため長期保有にお勧めの銘柄です。

 

タイ株とシンガポール株において、エネルギー銘柄で4%を超える高配当銘柄はありませんでした。タイ石油公社(TPP)関連は配当利回りが大きく下がっており、仕込むべきか判断に迷うところですが、今回は見送ろうと思います。



 

以上、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールのエネルギー株の配当利回りをチェックしてみました。石油株は欧米メジャー同様、減配銘柄が多く、復配には時間が掛かりそうです。それに対し、石炭株は中国向けの供給が好調で驚異的な配当利回りになっています。ただ、長期的な視点では石炭の需要は減少していくと思われますので、現時点の高配当だけで保有銘柄とするのは危険だと考えいます。

 

外国株の取引きで注意が必要なのは外国税の有無です。マレーシアやシンガポールは外国税が掛かりませんが、タイは10%、インドネシアは15%の外国税が国内の源泉徴収税(20.315%)とは別に掛かります。この点を忘れずに銘柄選択をすることをおススメします。

 

今回、私はマレーシアのペトロナス・ガスのみを候補としました。但し、東南アジアはコロナ後も急成長が見込める地域だけに配当金ライフ銘柄として保有比率を高めていく予定です。引き続き、東南アジア株は買い時をチェックしていきます。

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私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。