【21年4月_中国通信銘柄】~増配率に着目した長期保有すべき銘柄は!?~

中国株(香港・本土)は3~7月に配当権利確定銘柄が多く、今年から配当金を狙う人には良い時期だと思います。しかし、株価はコロナショックで大きく下がったままの銘柄もあり、減配しても配当利回りが高くなっている場合があります。このように見かけ上、高配当になっている銘柄が自分の保有銘柄に含まれていないか確認し、必要があれば銘柄入れ替えを検討しようと思います。

先日の記事で中国の通信株を幾つか取り上げました。今回は配当利回りではなく増配率に着目して保有銘柄の状況を確認していきます。

香港銘柄情報はコチラ

中国本土銘柄はコチラ

☆中国移動(00941)

21年2月末の配当利回りは6.05%と優良銘柄です。配当額の過去5年の推移を確認すると17-20年は多少増減幅があるものの安定しています。21年も半期だけの配当額しか発表されていませんが、コロナの影響はなく例年と同水準になると予想できます。17年は特別配当のサプライズも実施しているため保有して損はない銘柄だと思います。

配当金ライフで保有すべき銘柄と判断し、買い増し候補と捉えています。

 年度 配当額(単位:HKD) 増配率(対前年比)
 17年 2.87(特別配当含まず)
 18年 3.41 +19%
 19年 2.92 -14%
 20年 3.25 +11%
 21年 1.76(半期のみの値) 現時点で比較できず

電訊盈科(00008)

21年2月末の配当利回りは7.26%と優良銘柄です。配当額の過去5年の推移を確認すると、17-20年は着実に増配を続けており、コロナの影響を受けた21年も半期の配当額は去年と同等水準になっています。株価も過去5年でほぼ変動しておらず長期保有向きの銘柄と考えます。後述しますが、登記地が香港の銘柄のため外国税が掛からないのも魅力の一つになります。

配当金ライフで保有すべき銘柄と判断し、買い増し候補と捉えています。

 年度 配当額(単位:HKD) 増配率(対前年比)
 17年 0.287
 18年 0.301 +4.9%
 19年 0.315 +4.7%
 20年 0.322 +2.2%
 21年 0.23(半期のみの値) 現時点で比較できず

中信国際電訊集団(01883)

21年2月末の配当利回りは7.97%と優良銘柄です。配当額の過去5年の推移を確認すると、17-20年は着実に増配を続けており、コロナの影響を受けた21年も半期の配当額は去年以上の水準となっています。株価も過去5年でほぼ変動しておらず長期保有向きの銘柄と考えます。後述しますが、登記地が香港の銘柄のため外国税が掛からないのも魅力の一つになります。

配当金ライフで保有すべき銘柄と判断し、買い増し候補と捉えています。

 年度 配当額(単位:HKD) 増配率(対前年比)
 17年 0.134
 18年 0.170 +27%
 19年 0.190 +12%
 20年 0.200 +5.3%
 21年 0.16(半期のみの値) 現時点で比較できず

☆亜太衛星控股(01045)

21年2月末の配当利回りは8.33%と優良銘柄です。配当額の過去5年の推移を確認すると、17-20年は大幅増配を続けており、コロナの影響を受けた21年も半期の配当額で既に去年の全額を超えています。ここまで書くと全く問題ないように見えますが、株価は過去5年下がり続けて半分近くになっています。決算ニュースも19年8月以降確認できなくなっており、投資先として疑念が残ります。もう少し情報を集めてから投資判断はする予定です。

 年度 配当額(単位:HKD) 増配率(対前年比)
 17年 0.085
 18年 0.145 +71%
 19年 0.160 +10%
 20年 0.185 +16%
 21年 0.190 現時点で比較できず

☆数碼通電訊集団(00315)

21年2月末の配当利回りは6.01%と優良銘柄です。配当額の過去5年の推移を確認すると17-20年は大幅減配が続いており、21年も半期の配当額から減配となることが予想できます。過去5年で配当額は半分になっていますが、株価も60%下がっているため相対的に配当利回りが高く維持されている銘柄です。このような銘柄は見た目は高配当ですが、長期保有向きではないため手を出すつもりはありません。

 年度 配当額(単位:HKD) 増配率(対前年比)
 17年 0.600
 18年 0.410 -32%
 19年 0.390 -4.9%
 20年 0.295 -24%
 21年 0.145(半期分) 現時点で比較できず

 

以上、高配当の通信銘柄の増配率に着目して長期保有に適しているか確認してみました。現時点での買い増し候補は中信国際電訊集団(01883)電訊盈科(00008)がベスト、中国移動(00941)がベターと捉えています。配当落ち日まで日数があるのでもう少し検討する予定です。

 

中国株は高配当銘柄が多く、どの銘柄を選択するか迷ってしまいます。そんな時、私が配当金ライフ保有銘柄で重視するのは分配回数です。毎月一定額の配当金収入を目指しているので、年1回より複数回貰える銘柄を選択します。

高速道路銘柄は年1回でしたが、通信銘柄は全て年2回となっています。但し、日本株のように均等割りではなく、上期が多め、下期は少なめの配当比率となっているので注意が必要です。、上期から配当金を狙う方は上期の権利落ち日が4~6月となっているのでお気を付けください。

 

また、外国株で配当金を受け取る時に注意が必要なのは外国税の有無です。中国株の場合は特殊で登記地によって課税率が変わります。登記地が香港の場合は非課税(0%)で中国本土の場合は10%掛かります。各銘柄の登記地がどこかは分かりにくいですが、次のように考えてもらえれば大体当てはまります。

登記地が中国本土の銘柄(全上場銘柄の3割程度)
H株、レッドチップ株、A株、B株

登記地が香港の銘柄
上記以外

今回、配当利回りをチェックした銘柄がどちらに当てはまるかというと、中信国際電訊集団(01883)、電訊盈科(00008)は登記地が香港(外国税0%)、それ以外の銘柄は全て登記地が中国本土(外国税10%)となります。

国内の源泉徴収税(20.315%)にプラスして掛かる外国税の存在は意外と手取りを減らしてしまいます。外国税も含めた銘柄選択をおススメします。

中国株の取引きは楽天証券が便利だと思います

 



私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。