イディコ都市住宅開発投資

コロナショックを機にベトナム株の銘柄入れ替えを検討中です。ペトロベトナム化学肥料(DPM)の代わりの高配当銘柄を探してみると、イディコ都市住宅開発投資(UIC)が高配当を発表していました。驚愕の4000VNDのため投資対象になるのか点検してみます。

ここ5年のIR情報を確認しました。その結果、業績、収益力、財務は申し分ありません。チャイナプラスワンの追い風に乗って業績は大きく伸びていくはず だったと思います。しかし、住宅開発投資会社は今回のコロナショックで大きく痛手を受ける分野で財務に余力はあるものの今後は高配当を維持していくのは厳しいと思います。

従って、配当金ライフのポートフォリオに付け加えないと判断します。ただ、コロナショックさえなければ魅力的な銘柄なので半年~1年後に業績を確認後、候補になる可能性はあります。

1. 企業紹介

ベトナムの住宅、商業、製造業および工業用建物、並びに工業団地とインフラの開発を行い、管理している工業団地に電力の供給を手掛けている会社です。

2. 売上高と純利益の推移(過去5年間)

売上高、純利益ともにきれいな右肩上がりです。業績はすごく順調で期待の持てるグラフです。チャイナプラスワンの流れで工業団地の開発が活況だったと思われます。コロナショックがなければ順調に伸びていくと思います。

3. 収益性の推移(過去5年間)

EPS、ROEともに良好です。収益力も問題なさそうです。

4. 配当性向の推移(過去5年間)

配当性向が急上昇しています。ちょっと無理しているのでそのうち下がってくると思います。

5. キャッシュフローの推移(過去5年間)

営業CFは順調でFCFも投資CFがかさんだ2017年以外はプラスを維持しています。しかし、住宅開発投資会社は今回のコロナショックで大きく痛手を受ける分野だと思います。グラフには記載していませんが、現金同等物を純利益の8割程度確保しており、事業が立ち行かなくなる可能性は低いですが、それでも今後、高配当を維持していくのは厳しいと思います。

6. 財務の推移(過去3年間)

株主資本比率、負債比率ともに気になるレベルではありません。財務体質は問題なさそうです。

ここ5年のIR情報を確認しました。その結果、業績、収益力、財務は申し分ありません。チャイナプラスワンの追い風に乗って業績は大きく伸びていくはずだったと思います。しかし、住宅開発投資会社は今回のコロナショックで大きく痛手を受ける分野で財務に余力はあるものの今後は高配当を維持していくのは厳しいと思います。

従って、配当金ライフのポートフォリオに付け加えないと判断します。ただ、コロナショックさえなければ魅力的な銘柄なので半年~1年後に業績を確認後、候補になる可能性はあります。

私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用してゆとりある生活につながればと思います。
※ベトナム株は藍澤証券、SBI証券で購入可能です