外国株の場合、配当金取得時に外国税(その国の源泉徴収課税)が掛かります。税率は各国ごとに異なり、以下にまとめました。
外国税率 | 国・地域 |
0% | 英国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、豪 |
10% | 米国、中国(香港)、中国株(上海・深セン)、タイ |
15% | カナダ、ブラジル、インドネシア |
20%以上 | フィリピン(30%)、スイス(35%)、ベルギー(39%) |
せっかく高配当の銘柄を選んでも外国税率が高ければメリットは薄れます。許容範囲は10%ぐらいまでと考えています。
この外国税は国内源泉徴収税と二重で課税されるため確定申告の外国税額控除で一部取り返すことはできます。しかし、人によって全額どころか2~3割ぐらいしか取り返せない場合があるので銘柄選定が極めて重要です。
また、各国の税務署に問い合わせて返金できるルートもありますが、コスパを考えるとこちらもおすすめできません。このような二重課税を撤廃する動きが出て欲しいのですが、噂すらありません。
私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用してゆとりある生活につながればと思います。