豪州リート

海外REITで投資銘柄を物色していた所、上場豪州リート(1555)が目に留まりました。コロナショックで株価が50%急落後、少し戻し30%下落した状態です。分配金利回りも5.0%前後と高く、購入対象となるのか調べてみました。

1. 銘柄概要

オーストラリア証券取引所上場の豪州REITインデックスファンドに投資したETFになります。東京証券取引所のREITのため日本株と同じ取り引きになります。

決算月は奇数月で年6回(分配金が6回もらえます!)、信託報酬が0.45%掛かります。20年5月時点の分配金利回り(予想)は4.5~5.0%となかなか魅力的です。海外REITですが、日本の証券取引所に上場している当銘柄は外国税が徴収されないのもポイント高いです。
※20年1月の税制改正で日本の証券取引所籍の商品の外国税は撤廃されています

2. 豪州の経済状況

行動制限の緩和が5月上旬より始まり、経済活動が再開されつつあります。豪州政府も6月末までに258億豪ドルの景気刺激策や量的緩和を実施予定で景気の腰折れを防ぐ意気込みが感じられます。
上記政策で不動産市場が落ち着きつつあり、また、早期に経済再開を果たした中国との関連性が強いことも景気回復に追い風になると思います。

3. 豪州リートの組み入れ銘柄

時価総額での組み入れ上位はグッドマン・グループ(物流施設)、センター・グループ(商業施設)、デクサス(オフィス)、ミルバック・グループ(複合型)になります。組み入れ比率最大のグッドマン・グループはコロナショックの影響を受けにくい物流施設型です。次に比率の高いセンター・グループ(商業施設型)やデクサス(オフィス型)はコロナの影響を大きく受けましたが、行動制限緩和で徐々に回復していくと思います。

4. 購入対象になるのか

今回のコロナショックで株価が50%以上下落し、まだ戻りきれていない(30%下落まで回復)いまが仕込みのチャンスと考えています!!

その理由は以下の3つ
1. コロナの影響が比較的小さく、過去の景気の波の小さい豪州はリスク低い
2. 豪州政府の積極的な景気刺激策と量的緩和で不動産を下支え
3. 分配金利回りが過去最高水準まで上昇

ということで配当金ライフのポートフォリオに追加しました。分配金は偶数月に支払われるので次回の入金は8月です(決算日が奇数月の11日なので6月の受け取りには間に合いませんでした)

この銘柄はくろいぬの配当金ライフに長く貢献してくれそうです。ゆっくりと買い増しもしていく予定です。海外REIT枠はスプリングリート(01426)とともに長期保有銘柄と捉えています。

今回のコロナショックで当面、配当金の減配発表が続いていくと予想されます。配当金ライフ構築の資金を捻出していくためにも無駄な支出を継続的に抑えていこうと思います。

私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用してゆとりある生活につながればと思います。