ニュイニョー石材

ニュイニョー石材(NNC)の5年のIR情報を確認した結果、特に問題点は見当たりません。しかし、配当性向が100%超えの年もあり、今までのペースで配当を期待するのは厳しいと感じます。ただ、現実的な配当性向でも配当利回りは5%を超えるため、しばらくは高配当銘柄として候補に挙がり続けると思います。

現時点では配当金ライフのポートフォリオとして引き続きホールドとします。しかし、今回のコロナショックで大幅な減配発表(配当利回りが5.0%を下回れば)があれば売却も考えています。LIX洗剤とともに貢献してくれた銘柄ですが、そろそろお別れの時期かなと思います。

1. はじめに

世界の株式市場は2020年3月のコロナショックで急落しました。ベトナム株も同様で今後、企業業績の悪化が見込まれます。ベトナム株は驚異的な配当利回りを期待できましたが、今回のコロナ禍で安定配当を期待できるのか再点検してみました。

今回は ニュイニョー石材(NNC)です。

2. 企業紹介

ベトナムの建築資材を取り扱う企業で驚異的な高配当で有名な会社です。配当利回りが10%を超える年も珍しくありません。国の著しい発展と共に急成長が見込める銘柄です。

3. 売上高と純利益の推移(過去5年間)

売上高、純利益ともに安定しています。しかし、今回のコロナショックで建設資材の落ち込みは不可避と思われます。

4. 収益性の推移(過去5年間)

EPS、ROEともに申し分ないです。

5. 配当性向の推移(過去5年間)

配当性向は100%を超える年もあり、少し無理をしているように見えます。この水準の配当は長続きしないと思います。

6. キャッシュフローの推移(過去5年間)

営業CFは安定しています。特に問題は見られません。

7. 財務の推移(過去3年間)

株主資本比率、負債比率とも変化ありません。財務体質は問題なさそうです。

ここ5年のIR情報を確認した結果、特に問題点は見当たりません。しかし、配当性向が100%超えの年もあり、今までのペースで配当を期待するのは厳しいと感じます。ただ、現実的な配当性向でも配当利回りは5%を超えるため、しばらくは高配当銘柄として候補に挙がり続けると思います。

現時点では配当金ライフのポートフォリオとして引き続きホールドとします。しかし、今回のコロナショックで大幅な減配発表(配当利回りが5.0%を下回れば)があれば売却も考えています。

10年近く保有していますが、驚異的な高配当でほぼ買値を回収した銘柄です。今後、減配しても損益通算で利用する銘柄との位置付けでしばらくは放置予定です。

引き続き配当金ライフ構築の資金を捻出していくためにも無駄な支出を継続的に抑えていこうと思います。

ベトナム株の情報はアイザワ証券が便利です。

私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用してゆとりある生活につながればと思います。