部屋の整理をしていたらトラベラーズチェック(T/C)が出てきました。最近はクレジットカードや電子マネーが普及したためほとんど目にしなくなった商品です。そのうち換金できなくなる恐れがあると考え、慌てて換金方法を調べました。同じようなケースの方は参考にしていただければと思います。
まとめ
・換金は銀行で対応可能(全てのT/Cが対象ではない)
・換金期限はない(発行元が破綻しなければの話)
・外貨のまま受け取り可能なのは米ドルのみ
換金場所
銀行のホームページでは『2014年に新規発行を停止し、換金は当行が発行もしくは販売したT/Cのみ対応可能』と記載されています。但し、対応可能な支店はかなり少なくなっています。
T/Cの発行元
“発行もしくは販売元はT/Cの券面に記載”と銀行員に説明を受けましたが、私の所有するT/Cにはどの銀行名も記載されていません。その旨を銀行の担当者に伝えると『当行で発行及び販売した証明書がなければ対応不可』とのこと。
運よくT/C購入時の『購入契約書』が残っており販売元を特定できましたが、この購入契約書を破棄していたら換金できなかったと思われます。
券面に銀行名の記載がない理由は『外貨両替センター』だったためだと思われます。当時、銀行から外貨両替センターでの購入を勧められたのに換金時に今回のような対応は本当に呆れます。私と同じケースに当てはまる方はご注意ください。
換金手順
1. 銀行にて所有するT/Cが換金可能であるか現物確認
※銀行が盗品でないか発行元にチェック
2. 後日、換金の可否連絡が届く
3. 再度、銀行に行き換金手続きを行う
私は発行元が『トーマスクック』のユーロT/Cのため2回銀行に行く必要がありましたが、他の発行体の場合、1回で済むそうです。
※トーマスクックは銀行からの問い合わせ回答が翌日以降のため
なお、米ドルT/Cは外貨で受け取り可能ですが、米ドル以外のT/Cは日本円のみの受け取りになっています。
なんとか換金はできましたが、発行元もしくは販売元の特定ができないと対応不可というのは少々納得ができません。運よく購入契約書の控えが手元に残っていたから換金できましたが、もし紛失していたらただの紙切れになっていたかもしれません。T/Cの発行番号を照合すれば自行の取り扱い商品かの判別は簡単だと思うのですが、できないとの回答なので管理がきちんとされていないのでしょう。銀行の勧める商品は信頼できないなと改めて思いました。
21年のG.Wはステイホーム推奨で自宅整理に好機と考えています。今まで面倒で放置していた不用品から換金できるT/Cが発掘されたので俄然やる気が出てきました。換金したお金は配当金ライフに回し再投資する予定です。
私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して安定した副収入を得られるように継続していくつもりです。