フィリピンの高配当銘柄

フィリピン株で高配当銘柄を探してみました。アイザワ証券での取り扱い銘柄数は30と少なく、選択肢は限られてしまいます。しかし、経済成長が期待できる新興国なので少なくとも1社ぐらいはポートフォリオに入れようと思っています。

代表的な銘柄と20年9月時点での配当利回りを挙げていきます。

BDOユニバンク(配当利回り1.53%)

SMグループ傘下で資産規模で同国最大の銀行です。年4回配当金が貰えるのですが、配当利回りが低すぎるため対象外としています。他国の銀行同様に配当性向を高くしたときは改めて保有銘柄対象として検討しようと思います。

DMCIホールディングス(配当利回り9.80%)

DMCIグループで建設、採鉱、発電、不動産開発に従事する会社です。株価が2年前の1/3まで落ち込んだため高配当となっています。業績は株価急落するほど落ち込んでいるようには見えず、理由が良く分かりません。もう少し調べてから投資判断をします。

メトロポリタン銀行(配当利回り2.47%)

フィリピンの大手銀行で日本の地銀とも連携強化しています。業績は好調ですが配当利回りが低いため投資対象外としています。BDOユニバンクと同様、他国並みに配当性向が高くなった場合、再検討します。

アライアンス・グローバル(配当利回り1.88%)

不動産、カジノ、ブランデー販売などの複合企業。業績は好調だが、株主還元に消極的なので投資対象外です。

アボイティス・パワー(配当利回り4.27%)

水力発電に強みがあり、東京電力と火力発電で提携。業績も好調で配当利回りも高めで検討の余地はあります。

マニラ電力(配当利回り5.20%)

配電最大手でマニラ首都圏で独占供給している。業績も好調で20年は減配しても配当利回り5%超えは魅力的である。フィリピン株で高配当銘柄を入れるならここが有力と考えています。

 

配当金ライフに組み込むべき銘柄があるかフィリピン株で調べてみました。この中でDMCIホールディングスマニラ電力が候補です。ただ、外国税が25%掛かるためマニラ電力は候補外としています。残るDMCIホールディングスは高配当で魅力的な銘柄であるため、もう少し調べてから判断したいと思います。

フィリピン株はまだ投資家に対して配当で報いる企業が少ないですね。高配当銘柄の筆頭である銀行の配当性向が低いことからしばらくは投資を控えることとします。

私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。