2022年5月5日
ベトナム株の22年1Qの配当状況を一覧にしました。配当金額の高い銘柄のみを載せています。21年に比べて配当を発表した銘柄が少なくおり心配です。
特に気になったのは21年に5回も配当を出したファーライ火力発電(PPC)です。22年は未だ発表がなく無配も覚悟しています。また、高配当銘柄のビンミンプラスティック(BPM))も1,250VNDの配当(半期の配当利回り2.0%)と低調でした。
一方、食品・製薬銘柄は好調です。サフォコ食糧(SAF)は3,000VNDの配当(半期の配当利回り4.9%)、ハノイビール(BHN)は2,380VNF(半期の配当利回り4.1%)、中央薬品(VDP)は2,000VND(半期の配当利回り5.3%)と安定の高配当となっています。不動産は好不調の波が大きいため配当金ライフの候補銘柄から外していますが、ダナン住宅開発投資(NDN)の配当は2,000VND(配当利回り13.0%)と驚異的な値になっています。
ベトナム株全般に言えることですが、米国株のように安定した配当を継続することはまだまだ厳しいように思えます。ただ、驚異的な配当利回りを実現する年もあるので期待せずサプライズ銘柄として保有するのが良いと思います。
以下に高配当を発表した銘柄を載せています。参考にしていただければと思います。
銘柄名 | コード | 配当額 (VND) |
トゥリエム都市開発 | NTL | 1,500 |
サイゴンビール | SAB | 2,000 |
ビナミルク | VNM | 1,400 |
ホアアン鉱業 | DHA | 1,500 |
チャファコ製薬 | TRA | 2,000 |
サフォコ食糧 | SAF | 3,000 |
ハノイビール | BHN | 2,380 |
ダナン住宅開発投資 | NDN | 2,000 |
中央薬品 | VDP | 2,000 |
ベトナム株の情報は日本ではなかなか手に入りません。私は藍澤証券の情報を重宝しています。
私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。