コロナワクチンの接種が各国で始まり、米国では新規感染者数が大幅に減ってきました。まだまだ油断はできませんが、やっと終息の兆しが見えてきましたね。
そんな中、米国から嬉しいニュースが届きました。内容は米連邦準備理事会(FRB)が米大手銀行に課していた株主還元制限を6月末で解除することです。米国以外の国も近いうちに同じ対応が予想されます。
先進国の銀行株は配当金ライフの保有銘柄として重要な位置付けと考えています。20年はコロナ禍の影響で減配した銘柄を一時的に手放しましたが、今回の報道を受けて再度保有銘柄に付け加える予定です。
株主還元制限が解除されたときの銀行株の配当利回りを予想してみました。予想で使用した株価は21.3.26の終値、配当額はコロナ前の金額を基に計算しています。
☆金融銘柄(株主還元制限銘柄)
銘柄 | 配当 利回り (解除前) |
配当 利回り (解除後) |
株価 (ドル) |
ウェルズ・ファーゴ (WFC) | 1.01% | 5.15% | 39.76 |
ウェストパック(WBK) | 1.28% | 7.66% | 18.68 |
HSBC | 0% | 9.72% | 44.85HKD |
ウェルズ・ファーゴ(WFC)、ウェストパック(WBK)ともに魅力的な配当利回りが予想されます。特に米国は金利上昇がみられ、金融機関には追い風になります。株価はコロナ前の80%近くまで回復していますが、株価上昇も期待できるため保有株に組み入れる予定です。
英国資本のHSBCは21年3月に株主還元の制限解除が一足先に始まっていました(チェック不足で見逃していました)。株価はコロナ前の80%まで回復しており、投資再開の良いタイミングと捉えています。
各銘柄の配当支給月はウェルズ・ファーゴ(WFC)が3 /6 /9 /12月、ウェストパック(WBK)が1 /7月、HSBCは1/ 4 /7 /10月となっています。
米国株は配当金取得のために権利日の1営業日前までに購入の必要があります。日本株(権利日の3営業日前)とは異なるのでご注意ください。
※HSBCは中国株で米国株とは異なるので注意
私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。