復配見込みで仕込むエネルギー株

コロナショック以降、配当金ライフを支える石油メジャー株の減配が続いています。石油の消費量もそろそろ底を打ったと思いますので復配を見込んで各銘柄の株価を調べておきます。

株価はコロナ前で1月下旬、コロナ後で10月中旬の株価を比較しています。

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)

保有中に一度も減配しなかった優良銘柄でしたが、コロナショックで配当金が半分になりました。株価はコロナ前に60ドルでしたが、現在は25ドルとほぼ60%下落となっています。10月に入り株価は底打ちの兆しが見えていますが、欧州での感染再拡大で低迷が続くと思います。復配はしばらく待つ必要がありそうです。

ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)

株価は38ドルから16ドルと60%下落となっています。RDS同様、減配銘柄は大きく株価を下げており、当面復配は期待できないと捉えています。

エクソン・モービル(XOM)

株価は70ドルから34ドルと50%の下落になっています。減配発表をしたRDSやBPに対して、配当を維持したため一時は20%の下落まで戻しました。しかし、米国でのコロナ感染が収まらず再び下落傾向となっています。
ただ、配当維持の余力があるため、石油メジャーの中で投資するなら同社と考えています。

シェブロン(CVX)

株価は120ドルから73ドルと40%の下落となっています。XOM同様に配当を維持しており、株価の下落率は石油メジャーで最も低いです。10月にシェールオイル企業を買収し、規模拡大を図る戦略をとっています。投資するかはもう少し様子を見てから行うことにします。

エンブリッジ(ENB)

石油メジャーではなくカナダの石油・天然ガスのパイプライン事業会社です。株価の下落率は30%と比較的軽微です。(コロナ前 42ドル → 現在 29ドル
配当金も維持しており、コロナ後でも安心して投資できる数少ないエネルギー銘柄です。

 

エネルギー銘柄でも配当余力の有無で株価の戻り具合が2極化しています。戻りが早い銘柄群の中でくろぬはXOMENBに投資する予定です。

従来の石油銘柄に代わって再生エネルギー銘柄が脚光を浴びています。特に米国のネクステラ・エナジーは時価総額でエクソン・モービルを超えましたが、配当利回りは1.8%とまだまだ魅力に欠けています。株主還元に力を入れ始めれば投資銘柄として十分に魅力的なので注意してみていくつもりです。

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私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用して生活の助けとなればと思います。