身近な人が亡くなった場合

世界中で新型コロナが猛威を振るっています。不測の事態に備えて手続きや制度を理解していこうと思います。今回は身近な人が亡くなった場合の手続きについて整理していきます。

1. 手続きの流れ(お葬式や法事に関わる内容)

死亡してから一周忌までの必要な手続き・届け出内容をフローにしました。

病院で亡くなった場合、死亡届と死亡診断書が交付されます。死亡届の提出先は亡くなった場所、亡くなった人の本籍地、届出人の居住地に限られるので注意が必要です。
※葬儀社は24時間対応でネットにも多数載っているので比較してから決めるのが良い

その後の火葬の際には火葬許可証を火葬場に提出します。終わると遺骨といっしょに埋葬許可証を渡されるという流れです。

そして、納骨時に埋葬許可証を寺院や霊園に提出します。

これ以外に並行して進める手続きは次の項で説明します。

2. 並行して行う手続き(年金や各種契約の解除)

手続きに死亡診断書の写しや除籍謄本、除住民票の準備が必要です。

☆ 医療保険(国民健康保険や後期高齢者医療制度など)
・資格喪失届の提出(14日以内)
・葬祭費の支給申請(2年以内)

☆ 年金
・受給の停止
・未支給年金の請求

☆ 公共料金(電気・ガス・水道・電話など)
・解約

☆ 生命保険
・死亡保険金の請求

☆ その他
・賃貸住宅の解約や遺品整理
・相続の手続き
・墓の手配
・埋葬料の手配(加入する健康保険組合によって付加給付も申請可能)

民間のサービスは亡くなった人でも利用料金の支払いが続きます。サービスの解約は怠らないようにすべきですね。

特にデジタル遺品もログインIDやパスワードが分からないとサービスの解約に時間が掛かるので事前に整理しておこうと思いました。配当金ライフの仕組みをスムーズに引き継いでもらうために重要だと認識しています。

 

以上、身近な人が亡くなった場合の手続きについて整理しました。遠方に住む人が対象だと短期間でこれだけ多くのことに対処するのは大変なことだと認識しました。いざ当事者になっても、整理しておけば精神的なゆとりも持てて最後のお別れにゆっくり向き合えると思います。縁起でもないことですが、しっかりと準備していこうと思います。