遺産分割の注意点~子供のいない夫婦はトラブル回避のために前準備を~

遺産分割のリスクについて整理しました。

子供がいる夫婦の遺産分割は法定相続人が配偶者と子供のみのため特に注意する点はありません。しかし、子供がいない夫婦の場合、遺産分割で親兄弟が法定相続人になるため注意が必要です。

相続割合(子のいない夫婦での遺産分割)

1.配偶者の親・兄弟がいる場合

配偶者2/3, 親1/3, 兄弟姉妹ゼロ

2.配偶者の兄弟姉妹のみの場合

配偶者3/4, 兄弟姉妹1/4

遺産分割時のトラブル回避

遺言書を残すことがトラブル回避に最適な方法です。遺言書は「公証証書遺言」と「自筆証書遺言」のどちらかを選択できます。

1. 公証証書遺言

公証人(2人)が遺言書を作成し、公証役場で保管する方法。
公証人への報酬など費用が掛かる。

2. 自筆証書遺言

遺言書を自筆し、署名・捺印が必要。自宅もしくは法務局で保管が可能。

自筆の遺言書の不備を回避するために法務局で書式の有効性の確認&保管を依頼するのが確実な方法になる。なお、法務局で保管してもらう場合は保管申請手数料が3900円必要となる。

配当金ライフの引継ぎを余裕を持って準備していこうと思います。