コロナショックを機にベトナム株の銘柄入れ替えを検討中です。ペトロベトナム化学肥料(DPM)の代わりの高配当銘柄を探してみると、ビンホアン水産(VCH)が驚きの株式配当を発表していました。
発表内容は株式配当1:1とのことで保有株の価格と同額の現金が支払われます。
(日本の証券会社で保有しているベトナム株は株式で受け取ることはできず、株式と同等の現金を受け取ることになっています)
ベトナム銘柄ではたまに見かける嬉しいサプライズです。今年の株式配当には間に合いませんでしたが、業績の良い会社は何度も株式配当を実施しますので投資対象になるのか点検してみます。
ここ5年のIR情報を確認しました。その結果、業績、収益力、財務は申し分ありません。2017年、2018年と投資CFが営業CFを超えていましたが、2019年に大幅な増益を達成し、投資の効果を確認できています。2019年も過去2年と同等の額を投資しており、更なる成長が期待できると思います。
株主還元は30%前後と株主還元よりも成長に重視する会社でしたが、2019年末に1:1の株主配当を発表するなど株主への還元姿勢に変化が見られます。今後も成長が見込めるため嬉しいサプライズが期待できる企業だと思います。
従って、配当金ライフのポートフォリオの候補銘柄 と判断します。加工食品銘柄はコロナショックの影響を受けにくい分野のため減配リスクは低いと考えています。ベトナム株ではビナミルク、ペトロベトナムガス化学、ノイバイ貨物サービスと共に期待できる銘柄だと思います。
1. 企業紹介
ベトナムの水産加工会社です。エビ・ホタテなどの加工品や養殖に必要な資材を製造・輸出しています。
2. 売上高と純利益の推移(過去5年間)
売上高、純利益ともに順調に伸びています。売上げと比較して純利益の伸びが高く、今後期待できる銘柄だと思います。
3. 収益性の推移(過去5年間)
EPS、ROEともに良好です。ROE 20%超えが定着してきているので収益力も問題ないと言えます。
4. 配当性向の推移(過去5年間)
配当性向は30%前後と株主還元よりも成長に重視を置いている会社です。しかし、2019年末に株式配当(1:1)を発表しており、嬉しいサプライズをしてくれる会社でもあります。コロナショックの影響を受けにくい業種ですのでコロナ後も減配リスクは低いと思われます。
5. キャッシュフローの推移(過去5年間)
2017、2018年は投資CFが営業CFを超えていたため成長に重点を置いた期間だったと思われます。その成果が2019年に現れ、大幅な営業CFの増加となっています。(その恩恵が1:1の株式配当になったと思われます)
2019年も過去2年の投資CF額と同額ですので更なる成長が見込め、株主還元に期待大です。
6. 財務の推移(過去3年間)
自己資本比率、負債比率ともに良化傾向で財務体質に問題なさそうです。
ここ5年のIR情報を確認しました。その結果、業績、収益力、財務は申し分ありません。2017年、2018年と投資CFが営業CFを超えていましたが、2019年に大幅な増益を達成し、投資の効果を確認できています。2019年も過去2年と同等の額を投資しており、更なる成長が期待できると思います。
株主還元は30%前後と株主還元よりも成長に重視する会社でしたが、2019年末に1:1の株主配当を発表するなど株主への還元姿勢に変化が見られます。今後も成長が見込めるため嬉しいサプライズが期待できる企業だと思います。
従って、配当金ライフのポートフォリオの候補銘柄 と判断します。加工食品銘柄はコロナショックの影響を受けにくい分野のため減配リスクは低いと考えています。
今回のコロナショックで当面、配当金の減配発表が続いていくと予想されます。配当金ライフ構築の資金を捻出していくためにも無駄な支出を継続的に抑えていこうと思います。
私の経験が皆さんの役に少しでも立てば幸いです。金融資産を少しでも効率的に運用してゆとりある生活につながればと思います。